2022年04月12日
早春のボトムワインド、低水温攻略のカギは?
ボトムワインドで全国津々浦々、そんな山口 聡さんから早春のボトムワインドレポートが届きました!
『ボトムワインドinアクション2022 西湘・真鶴編 』
・日 時:2022年04月03日(日曜日)
・場 所:神奈川県・相模湾真鶴の船宿より
・釣行時間:出)5:30 納)11:00
・潮 汐:満)05:07 小潮 干)11:12
・天 候:雨(+強風)
・アイテム:ワインドシャッド75
・釣 果:マゴチ MAX51cm 48cm
・ゲスト :ホウボウ 32cm 30cm
■ 一年の立ち上がり・・・ ■
例年感じていたことなのだが、シーズン開幕の春先に於いて私のボトムワインドは少し苦戦気味・・・
もちろんあくまで私のリズムでの話しなのだが、最近情報をもらったアングラーからも同じ様な声を聞くことがあった。 この状況を打破すべく色々試して行きたいと思案していたが・・・
コロナ禍のここ数年春先シーズンは釣行出来ずに検証出来なかった為、今回やっと検証行出来た!

『ボトムワインドinアクション2022 西湘・真鶴編 』
・日 時:2022年04月03日(日曜日)
・場 所:神奈川県・相模湾真鶴の船宿より
・釣行時間:出)5:30 納)11:00
・潮 汐:満)05:07 小潮 干)11:12
・天 候:雨(+強風)
・アイテム:ワインドシャッド75
・釣 果:マゴチ MAX51cm 48cm
・ゲスト :ホウボウ 32cm 30cm
■ 一年の立ち上がり・・・ ■
例年感じていたことなのだが、シーズン開幕の春先に於いて私のボトムワインドは少し苦戦気味・・・
もちろんあくまで私のリズムでの話しなのだが、最近情報をもらったアングラーからも同じ様な声を聞くことがあった。 この状況を打破すべく色々試して行きたいと思案していたが・・・
コロナ禍のここ数年春先シーズンは釣行出来ずに検証出来なかった為、今回やっと検証行出来た!

■ 期待のエリア ■
検証に選んだのは、相模湾・西湘エリアの岩港より出船の緑龍丸。
この船宿は主に深海釣りを得意とし、コアなファンが多くカワハギやアオリイカにも造詣が深い。
泳がせやテンヤによる餌釣りのヒラメ・マゴチ狙いも行っており、穴場的なスポットとして数年間から通っている。
今回、私も向笠船長も「少し早いんじゃないのかな?」と思うタイミングでの実行。どんな結果となるか楽しみだ。
■ 不調の原因 ■
冒頭でも触れた「春先シーズン開幕時はボトムワインドは不得手」という印象は何故か?
フルキャスト→ゆっくりただ巻きで広く誘うアングラーには好反応、しかし私のマナティーには歯形のみ。
こういった経験から推測されるのが私の「マナティ動かしすぎ」説。
「ゆっくり!」と自身に言い聞かせても速いピッチの釣りが好きな私は「ビュンビュン!」とワインドしてしまうw
この為マゴチはまだスローな場合に食い切れずにいるのでは無いかと容易に想像が付く。
■ セカンダリーアイテムの活用 ■
では、どうするか。
マゴチ狙いのボトムワインドでは勿論、通常はマナティを使用するのがセオリー。この点、皆さんも同じだろう。
私の場合、まずマナティ105mm→90mm→86mm の順でローテーションする事が多い。
これは私的に1ozのZZヘッドを使うことが多い前提だが、上記の順で”動きが良い”順のイメージ。
「動かしすぎ」に対応する為には上記を逆順に使用するイメージだが、今回もう一つのアプローチを試す。
マゴチ狙いではいつもはあまり使用しない「セカンダリーアイテム」を活用してみるという事。
まずマナティピンテール。元祖マナティより体積が少ない分抵抗が少なく”抑えられた”アクションのイメージ。
そしてワインドシャッド75。ご存じシャッドテールが特徴、このテールが抵抗になり左右のダートを”抑え”てくれる。
さらに、フォール時にテールのアクションで誘いが効く。今回のフィールド・真鶴は15m以深のエリアもあるので今回は誘いの効くワインドシャッド75で攻めてみる。
■ 開始・・・過酷すぎるコンデイション ■
朝から雨模様・・・この日は午後から雨という予報だったが、、、集合場所で船長との挨拶も「雨かよぉ~寒い!」が第一声。
気温は5℃・・・数日間、関東では20℃を越す陽気だったので、、、これはキツい。用意する手も震える寒さ。

「不安だけど、行ってみましょう」と5:30、港を岸払い。程なく「やってみましょう」そう、名物出船3分の場でスタート!
真鶴エリアは、釣り場までの近さが魅力!この日同行の釣友は通常のZZヘッド+マナティ90で挑戦。
■ さぁ、挑戦!■
数投してピックアップしたZZヘッドを触ってみると・・・冷たい。「これは水温も相当下がっているね」悪条件が重なってしまったが、弱気にならずにワインドを繰り返す。
ロッドアクションはあえて通常の強めボトムワインドアクション、ワインドシャッドの”抑制力”を試してみる。
すると、程なくロッドティップに「コンッ」と反応!瞬間的にアワセが決まりフックアップ!
「ガクガク」としたファイトにマゴチを確信してやりとりを堪能、ネットに収まった48cm。決して大きくは無いが久々のマゴチに「やったぁ!」


1ozZZヘッド+ワインドシャッド75「ケイムラ・ピンクファントム」が”バックリ”と口の中!これは行ける、と確信。
■ ゲスト活発! ■
その後、釣友にオキエソがヒットしたのみで、少し走って川の流れ込みがあるエリアに移動。
多少川の濁りが入っているが、ここにベイトが入っているらしい。
ワインド後フォール中にコンコンとアタるがフックアップしない。通常ジグヘッドにして中層でポーズして漂わせてみると、見事にフックアップ。
途中でダートする”面白いファイト”で上がって来たのは、胸鰭が美しいホウボウ。

真鶴沖はホウボウの魚影が濃いことでも有名なエリア。一部のアングラーの密かな楽しみとなっており、立派なワインド・ターゲットとなる魚だ。
もう1尾追釣したところで「水温が低すぎだね」と船長。

そう、ホウボウは冬から初春のターゲット、丁度水温が合っているのだろう。楽しいけど・・・「移動しましょう」と向笠CAP。
■ サイズアップ!■
一瞬風雨が弱まり、ワインドがしやすい状況が訪れた。曇り模様だけど全体的に明るい空・・・こんな時に有効と感じるカラー「レッド・ゴールドラメ」を投入。
2回力強くワインド後、フォール意識で着底させる。すると、着底前に一瞬のタイムラグ。”全集中”状態なのでコレを見逃さずにフックアップ成功!
力強いファイト、これは良さそう!向笠CAPも「サイズアップじゃない!」と喜んでくれている。
ネットに収まったのは51cmの中型ながら、コンディションは抜群の幅広。


こういったシチュエーションで、着想したメソッドでのキャッチはたまらなく嬉しい!!
この一尾の後、風雨が勢いを増してしまい無念のストップ・フィッシング。
■ まとめ・・■
この日、対比のために”正調ワインド”で挑んでくれた釣友にはやはり、歯形のみで終わってしまった。
短い時間ではあったが、低水温・雨模様でしっかりとマゴチx2、ホウボウx2の釣果を出せた事はワインドシャッド75の効果を出せたのでは無いかと思う。
ちなみに私はワインドシャッド75を逆さ付け・・・いわゆる”ボトムゴビィ風”にセッティングして使っています。
まだまだマゴチはシーズン初期、こういった普段マゴチ狙いではあまり使わなかっアイテムを使用して自分の釣り幅を広げてみようと思う。皆様も是非。
さて次は何処に行こうか。何を釣ろうか。
使用タックル
■ロッド
Megabass DESTROYER DIRECTZ F2-70XSD
■リール
Daiwa EXIST LT3000 SLPW
■ライン
ヤマトヨテグス PE レジンシェラー 0.8号
■リーダー
VARIVAS ショックリーダー(ナイロン)30lb
■ジグヘッド
オンスタックル ZZヘッド1oz Silver / Gold
■ワーム
オンスタックル ワインドシャッド75 #WSH-14 レッド・ゴールドラメ、ケイムラ・ピンクファントム
検証に選んだのは、相模湾・西湘エリアの岩港より出船の緑龍丸。
この船宿は主に深海釣りを得意とし、コアなファンが多くカワハギやアオリイカにも造詣が深い。
泳がせやテンヤによる餌釣りのヒラメ・マゴチ狙いも行っており、穴場的なスポットとして数年間から通っている。
今回、私も向笠船長も「少し早いんじゃないのかな?」と思うタイミングでの実行。どんな結果となるか楽しみだ。
■ 不調の原因 ■
冒頭でも触れた「春先シーズン開幕時はボトムワインドは不得手」という印象は何故か?
フルキャスト→ゆっくりただ巻きで広く誘うアングラーには好反応、しかし私のマナティーには歯形のみ。
こういった経験から推測されるのが私の「マナティ動かしすぎ」説。
「ゆっくり!」と自身に言い聞かせても速いピッチの釣りが好きな私は「ビュンビュン!」とワインドしてしまうw
この為マゴチはまだスローな場合に食い切れずにいるのでは無いかと容易に想像が付く。
■ セカンダリーアイテムの活用 ■
では、どうするか。
マゴチ狙いのボトムワインドでは勿論、通常はマナティを使用するのがセオリー。この点、皆さんも同じだろう。
私の場合、まずマナティ105mm→90mm→86mm の順でローテーションする事が多い。
これは私的に1ozのZZヘッドを使うことが多い前提だが、上記の順で”動きが良い”順のイメージ。
「動かしすぎ」に対応する為には上記を逆順に使用するイメージだが、今回もう一つのアプローチを試す。
マゴチ狙いではいつもはあまり使用しない「セカンダリーアイテム」を活用してみるという事。
まずマナティピンテール。元祖マナティより体積が少ない分抵抗が少なく”抑えられた”アクションのイメージ。
そしてワインドシャッド75。ご存じシャッドテールが特徴、このテールが抵抗になり左右のダートを”抑え”てくれる。
さらに、フォール時にテールのアクションで誘いが効く。今回のフィールド・真鶴は15m以深のエリアもあるので今回は誘いの効くワインドシャッド75で攻めてみる。
■ 開始・・・過酷すぎるコンデイション ■
朝から雨模様・・・この日は午後から雨という予報だったが、、、集合場所で船長との挨拶も「雨かよぉ~寒い!」が第一声。
気温は5℃・・・数日間、関東では20℃を越す陽気だったので、、、これはキツい。用意する手も震える寒さ。

「不安だけど、行ってみましょう」と5:30、港を岸払い。程なく「やってみましょう」そう、名物出船3分の場でスタート!
真鶴エリアは、釣り場までの近さが魅力!この日同行の釣友は通常のZZヘッド+マナティ90で挑戦。
■ さぁ、挑戦!■
数投してピックアップしたZZヘッドを触ってみると・・・冷たい。「これは水温も相当下がっているね」悪条件が重なってしまったが、弱気にならずにワインドを繰り返す。
ロッドアクションはあえて通常の強めボトムワインドアクション、ワインドシャッドの”抑制力”を試してみる。
すると、程なくロッドティップに「コンッ」と反応!瞬間的にアワセが決まりフックアップ!
「ガクガク」としたファイトにマゴチを確信してやりとりを堪能、ネットに収まった48cm。決して大きくは無いが久々のマゴチに「やったぁ!」


1ozZZヘッド+ワインドシャッド75「ケイムラ・ピンクファントム」が”バックリ”と口の中!これは行ける、と確信。
■ ゲスト活発! ■
その後、釣友にオキエソがヒットしたのみで、少し走って川の流れ込みがあるエリアに移動。
多少川の濁りが入っているが、ここにベイトが入っているらしい。
ワインド後フォール中にコンコンとアタるがフックアップしない。通常ジグヘッドにして中層でポーズして漂わせてみると、見事にフックアップ。
途中でダートする”面白いファイト”で上がって来たのは、胸鰭が美しいホウボウ。

真鶴沖はホウボウの魚影が濃いことでも有名なエリア。一部のアングラーの密かな楽しみとなっており、立派なワインド・ターゲットとなる魚だ。
もう1尾追釣したところで「水温が低すぎだね」と船長。

そう、ホウボウは冬から初春のターゲット、丁度水温が合っているのだろう。楽しいけど・・・「移動しましょう」と向笠CAP。
■ サイズアップ!■
一瞬風雨が弱まり、ワインドがしやすい状況が訪れた。曇り模様だけど全体的に明るい空・・・こんな時に有効と感じるカラー「レッド・ゴールドラメ」を投入。
2回力強くワインド後、フォール意識で着底させる。すると、着底前に一瞬のタイムラグ。”全集中”状態なのでコレを見逃さずにフックアップ成功!
力強いファイト、これは良さそう!向笠CAPも「サイズアップじゃない!」と喜んでくれている。
ネットに収まったのは51cmの中型ながら、コンディションは抜群の幅広。


こういったシチュエーションで、着想したメソッドでのキャッチはたまらなく嬉しい!!
この一尾の後、風雨が勢いを増してしまい無念のストップ・フィッシング。
■ まとめ・・■
この日、対比のために”正調ワインド”で挑んでくれた釣友にはやはり、歯形のみで終わってしまった。
短い時間ではあったが、低水温・雨模様でしっかりとマゴチx2、ホウボウx2の釣果を出せた事はワインドシャッド75の効果を出せたのでは無いかと思う。
ちなみに私はワインドシャッド75を逆さ付け・・・いわゆる”ボトムゴビィ風”にセッティングして使っています。
まだまだマゴチはシーズン初期、こういった普段マゴチ狙いではあまり使わなかっアイテムを使用して自分の釣り幅を広げてみようと思う。皆様も是非。
さて次は何処に行こうか。何を釣ろうか。
使用タックル
■ロッド
Megabass DESTROYER DIRECTZ F2-70XSD
■リール
Daiwa EXIST LT3000 SLPW
■ライン
ヤマトヨテグス PE レジンシェラー 0.8号
■リーダー
VARIVAS ショックリーダー(ナイロン)30lb
■ジグヘッド
オンスタックル ZZヘッド1oz Silver / Gold
■ワーム
オンスタックル ワインドシャッド75 #WSH-14 レッド・ゴールドラメ、ケイムラ・ピンクファントム