2024年06月06日
デカいワームには夢がある! その理由は・・・?
ビッグワームの可能性を追求する山口 聡氏から驚きの釣果が届きました!!
『ボトムワインドinアクション2024 スクランブル南房ロック デカいワームにゃ夢がある編 』
・日 時:2024年06月02日(日曜日)
・場 所:千葉県南房総市和田浦の釣り船から
・釣行時間:出)04:30 納)11:00
・潮 汐:若潮 干)07:35 満)13:50
・天 候:曇り→晴れ
・アイテム:マナティーピンテールドラゴンハント148 トレジャーシュリンプDaddy
・釣 果:私 マハタ 55cm メバル 35cm アカハタ Max35cm カサゴ Max28cm チカメキントキ 35㎝(他、小型はカウントせずリリース)
釣友H アカハタ 36cm ヒラメ 49cm チカメキントキ 36㎝(他、小型はカウントせずリリース)
釣友F ワラサ 4kgアップx3(笑
■ 遠征の中止・・・からのスクランブル ■
久々に新エリア開拓の遠征が組まれていたのだが、低気圧と台風崩れが影響して大雨と東風。。あえなく中止・延期となってしまった。
途方に暮れて近場の代替地を探していると・・・「おっ空いてるね」普段は土曜・日曜は取りづらい南房・和田浦船宿さんが!
これは、釣神のお導きwとばかりに早速アクセス。「おぉ空いてるおぉぉ」元気そうな親父さんの房州弁。
これにてスクランブルは 房州ロックフィッシュ・ワインドに決定した!
『ボトムワインドinアクション2024 スクランブル南房ロック デカいワームにゃ夢がある編 』
・日 時:2024年06月02日(日曜日)
・場 所:千葉県南房総市和田浦の釣り船から
・釣行時間:出)04:30 納)11:00
・潮 汐:若潮 干)07:35 満)13:50
・天 候:曇り→晴れ
・アイテム:マナティーピンテールドラゴンハント148 トレジャーシュリンプDaddy
・釣 果:私 マハタ 55cm メバル 35cm アカハタ Max35cm カサゴ Max28cm チカメキントキ 35㎝(他、小型はカウントせずリリース)
釣友H アカハタ 36cm ヒラメ 49cm チカメキントキ 36㎝(他、小型はカウントせずリリース)
釣友F ワラサ 4kgアップx3(笑
■ 遠征の中止・・・からのスクランブル ■
久々に新エリア開拓の遠征が組まれていたのだが、低気圧と台風崩れが影響して大雨と東風。。あえなく中止・延期となってしまった。
途方に暮れて近場の代替地を探していると・・・「おっ空いてるね」普段は土曜・日曜は取りづらい南房・和田浦船宿さんが!
これは、釣神のお導きwとばかりに早速アクセス。「おぉ空いてるおぉぉ」元気そうな親父さんの房州弁。
これにてスクランブルは 房州ロックフィッシュ・ワインドに決定した!
■ 舞台は南房総・和田浦 ■
今回お世話になるのは、和田浦の遊漁船。冬~5月いっぱいは、超深海のベニアコウで有名な船で、予約は1年先まで一杯。
したがって土曜・日曜はまず取れない人気の船宿。しかし6月の最初の日曜日とあって大穴!奇跡。
親父さんとはもう30年来の付き合いで、こちらの要望を快く聞いていただける(怒るとおっかないけどw)。
流石は超深海得意の船長「糸を立てる」操船は神業、軽いシンカーでも50mラインまで苦にならないので色々なチャレンジをお願いしている。
■ 状況は・・・ ■
ボートロック、主にアカハタ狙いの各船宿の直近情報を収集してみる。
東伊豆~南房まで、テンヤ根魚やボートロック船は不調。やはり数日間の大雨の影響とこ、吹き続ける東風で水温が下がったか。
実行日も午後から雨が降ってくる予報。「集合時間は4時」まだ暗いうちに出船、荒れる前に強襲する作戦だ!
まだ暗い海を走り、漁礁廻りの50m付近で潮廻り。親父さんが魚探を見ている。緊張の時間帯。
「ピィィッ!」と開始を告げるホイッスルが夜明けの海に響くや、2ozZZヘッド+マナティーピンテールドラゴンハントを発射する。
■ 意外な魚たち!■
カラーチョイスは、私が明け方やディープに絶対の信頼を置いている「ピンクルミノーバヘッド」だ。
着底からワインドアクションで5m程上げる、そしてポーズ。すると「ココンッ」と何者かがコンタクト。
フッキングに至らないが次のターン、今度は予測済みなので見事にフックアップ成功。
時折「ググググ」と力強く締めこむ。幸先よくキャッチしたのは「深紅」の衣装を纏った”傾奇者”カゲキヨことチカメキントキだ。
この界隈ではジギングでのゲストフィッシュとして定番だが、このタックルで対峙するとなかなかのファイター。
釣友Hも40cm近いカゲキヨをキャッチ、房州らしいターゲットの襲来に気分がいい。
■ 驚愕のサイズ ■
そして数投目、ボトムからワインド→ポーズで、今度は「ガツンッ」と激しいバイト!先ほどとは違いガツガツと頭を振る。
「楽しいね!」とゆっくりフェアファイトを楽しむと姿を現した魚体に驚愕・・・「平たいね・・マダイ?・・いやッ!!」
なんとメバルだ!!これはデカい・・・
素晴らしい体高。計測すると体長はなんと35cm!船長も「久々に見たよぉぉう」と上機嫌。素晴らしい魚体だ。
(後日調べた結果 胸鰭軟条数が(15)である事と全体的な特徴から メバル種群 の中でも アカメバル種と思われる<下記参考文献 参照>)
■ スペクタクル!■
そしてそこから数投目。朝陽が勢いを増して来た。ワインドする手にも気合が入る。
すると、ポーズ後再びワインドしようとする動作を制するようにロッドティップがはたかれるような衝撃!
「暴力的な」ストライク!!激しいドラッグノイズに皆が振り返る。「これはいいよ!」と口に出る。
ガンガンと頭を振り、力比べを挑んでくる。このファイトは狙いの”アイツ”に違いない、と心の中で確信する。
50mの水深、ゆっくりと味わいつつフェア・ファイト。
何回かの攻防戦の末、ゆっくりと浮上したのはやはり”アイツ”、狙っていたマハタだ!
口から20cm位の魚を吐き出している。コンディションは抜群、無事にネット・イン。「やったぁぁ!」と雄たけび。
55cmの迫力ボディー、狙っていた魚種のキャッチに、船長も「良いハタだよぉぉう」と笑顔、やったぜ!
■ アカハタは不調 ■
対して、やはりボトムの魚たち・・・アカハタやカサゴはアタリが遠い。
かろうじてドラゴンハントピンテールで35cmクラスをキャッチ、トレジャーシュリンプDaddyでも34cmをキャッチ、しかし小型の反応ばかりで盛り上がらない。
釣友Hも36cmをキャッチしたが、あとは小型のみ。
カサゴに関しても小型が多く、いつもの”南房サイズ”は混じらない・・・やはり底潮が冷えたか。
■ 青物・・・やめて~w ■
日が高くなって来ると、水面で青物のざわつきが見られる。
すると、攻めるレンジを上げた釣友Fがビッグファイト・・・・これは4kg超えのワラサクラス。
なぁんだ青物か、、と我々の塩対応ww
その後も次々と襲い掛かる青物軍団・・・3連発に釣友Fも「かんべんしてよ・・」まぁ捕れるのだが、このシチュエーションでは迷惑w
船長も、我々が「喜ばない」のを見ると・・・ 「最後、港前やってみっぺおぉぉう」と移動を告げた。
■ ナイスフィニッシュ!■
「ベイトっ気」は十分の港前。ここはヒラメの実績十分のポイントだ。
しかし、ここにも青物の気配がムンムン。ベイトを押し下げればヒラメが・・と言いかけた時釣友Hにストライク!
バタバタとした首振りに、時々グーンとテンションが掛かるファイト。間違いない!
無事ネット・インに成功したのはマナティーピンテールドラゴンハントをガッチリ銜えたヒラメ。
惜しくも50cmに少し届かなかったが狙いの魚のゲットに「ナイス・フィニッシュ」。ここでストップフィッシングとなった。
■ まとめ■
今回は数日間降り続いた雨と、吹き続いた海からの風による水温低下でボトムは沈黙気味。
船長の判断で「ワインドにしては深場」である50mライン、それも反応がボトムより”浮く”魚に狙いを絞った。これが奏功しタフながら良い魚をゲットできた。流石。
”薄暗い”+”深場”+”ボトムより上”この要素は、今後も研究の余地ありのディープワインド。
そこには、まだ見ぬ”強豪”が待っている・・・皆さんも是非トライして頂きたい!!
さて次は何処に行こうか。何を釣ろうか。
使用タックル
■ロッド
Daiwa EMERALDAS STOIST AGS IL76M
Daiwa EMERALDAS EX Interline 73M-HD
■リール
Daiwa CERTATE CUSTOM 5000-XH SLPW
Daiwa Daiwa EXIST LT3000 SLPW
■ライン
ヤマトヨテグス PE レジンシェラー 0.8号
■リーダー
ヤマトヨテグス ショックリーダー(フロロ)25lb
■ジグヘッド
ZZヘッド2oz Silver
ファルケン R マイスタージグヘッド-α 36g
■ワーム
マナティーピンテールドラゴンハント148 #ピンクルミノーバヘッド
マナティーピンテールドラゴンハント148 #K21 ケイムラ・ピンクファントム
トレジャーシュリンプDaddy #トレジャーオレンジ
■メジャー
KS Craft アルミメジャーボード「蛇腹モデル」
■参考文献
1)日本産魚類検索 : 全種の同定
責任表示 中坊徹次編
出版者 東海大学出版会 第3版
今回お世話になるのは、和田浦の遊漁船。冬~5月いっぱいは、超深海のベニアコウで有名な船で、予約は1年先まで一杯。
したがって土曜・日曜はまず取れない人気の船宿。しかし6月の最初の日曜日とあって大穴!奇跡。
親父さんとはもう30年来の付き合いで、こちらの要望を快く聞いていただける(怒るとおっかないけどw)。
流石は超深海得意の船長「糸を立てる」操船は神業、軽いシンカーでも50mラインまで苦にならないので色々なチャレンジをお願いしている。
■ 状況は・・・ ■
ボートロック、主にアカハタ狙いの各船宿の直近情報を収集してみる。
東伊豆~南房まで、テンヤ根魚やボートロック船は不調。やはり数日間の大雨の影響とこ、吹き続ける東風で水温が下がったか。
実行日も午後から雨が降ってくる予報。「集合時間は4時」まだ暗いうちに出船、荒れる前に強襲する作戦だ!
まだ暗い海を走り、漁礁廻りの50m付近で潮廻り。親父さんが魚探を見ている。緊張の時間帯。
「ピィィッ!」と開始を告げるホイッスルが夜明けの海に響くや、2ozZZヘッド+マナティーピンテールドラゴンハントを発射する。
■ 意外な魚たち!■
カラーチョイスは、私が明け方やディープに絶対の信頼を置いている「ピンクルミノーバヘッド」だ。
着底からワインドアクションで5m程上げる、そしてポーズ。すると「ココンッ」と何者かがコンタクト。
フッキングに至らないが次のターン、今度は予測済みなので見事にフックアップ成功。
時折「ググググ」と力強く締めこむ。幸先よくキャッチしたのは「深紅」の衣装を纏った”傾奇者”カゲキヨことチカメキントキだ。
この界隈ではジギングでのゲストフィッシュとして定番だが、このタックルで対峙するとなかなかのファイター。
釣友Hも40cm近いカゲキヨをキャッチ、房州らしいターゲットの襲来に気分がいい。
■ 驚愕のサイズ ■
そして数投目、ボトムからワインド→ポーズで、今度は「ガツンッ」と激しいバイト!先ほどとは違いガツガツと頭を振る。
「楽しいね!」とゆっくりフェアファイトを楽しむと姿を現した魚体に驚愕・・・「平たいね・・マダイ?・・いやッ!!」
なんとメバルだ!!これはデカい・・・
素晴らしい体高。計測すると体長はなんと35cm!船長も「久々に見たよぉぉう」と上機嫌。素晴らしい魚体だ。
(後日調べた結果 胸鰭軟条数が(15)である事と全体的な特徴から メバル種群 の中でも アカメバル種と思われる<下記参考文献 参照>)
■ スペクタクル!■
そしてそこから数投目。朝陽が勢いを増して来た。ワインドする手にも気合が入る。
すると、ポーズ後再びワインドしようとする動作を制するようにロッドティップがはたかれるような衝撃!
「暴力的な」ストライク!!激しいドラッグノイズに皆が振り返る。「これはいいよ!」と口に出る。
ガンガンと頭を振り、力比べを挑んでくる。このファイトは狙いの”アイツ”に違いない、と心の中で確信する。
50mの水深、ゆっくりと味わいつつフェア・ファイト。
何回かの攻防戦の末、ゆっくりと浮上したのはやはり”アイツ”、狙っていたマハタだ!
口から20cm位の魚を吐き出している。コンディションは抜群、無事にネット・イン。「やったぁぁ!」と雄たけび。
55cmの迫力ボディー、狙っていた魚種のキャッチに、船長も「良いハタだよぉぉう」と笑顔、やったぜ!
■ アカハタは不調 ■
対して、やはりボトムの魚たち・・・アカハタやカサゴはアタリが遠い。
かろうじてドラゴンハントピンテールで35cmクラスをキャッチ、トレジャーシュリンプDaddyでも34cmをキャッチ、しかし小型の反応ばかりで盛り上がらない。
釣友Hも36cmをキャッチしたが、あとは小型のみ。
カサゴに関しても小型が多く、いつもの”南房サイズ”は混じらない・・・やはり底潮が冷えたか。
■ 青物・・・やめて~w ■
日が高くなって来ると、水面で青物のざわつきが見られる。
すると、攻めるレンジを上げた釣友Fがビッグファイト・・・・これは4kg超えのワラサクラス。
なぁんだ青物か、、と我々の塩対応ww
その後も次々と襲い掛かる青物軍団・・・3連発に釣友Fも「かんべんしてよ・・」まぁ捕れるのだが、このシチュエーションでは迷惑w
船長も、我々が「喜ばない」のを見ると・・・ 「最後、港前やってみっぺおぉぉう」と移動を告げた。
■ ナイスフィニッシュ!■
「ベイトっ気」は十分の港前。ここはヒラメの実績十分のポイントだ。
しかし、ここにも青物の気配がムンムン。ベイトを押し下げればヒラメが・・と言いかけた時釣友Hにストライク!
バタバタとした首振りに、時々グーンとテンションが掛かるファイト。間違いない!
無事ネット・インに成功したのはマナティーピンテールドラゴンハントをガッチリ銜えたヒラメ。
惜しくも50cmに少し届かなかったが狙いの魚のゲットに「ナイス・フィニッシュ」。ここでストップフィッシングとなった。
■ まとめ■
今回は数日間降り続いた雨と、吹き続いた海からの風による水温低下でボトムは沈黙気味。
船長の判断で「ワインドにしては深場」である50mライン、それも反応がボトムより”浮く”魚に狙いを絞った。これが奏功しタフながら良い魚をゲットできた。流石。
”薄暗い”+”深場”+”ボトムより上”この要素は、今後も研究の余地ありのディープワインド。
そこには、まだ見ぬ”強豪”が待っている・・・皆さんも是非トライして頂きたい!!
さて次は何処に行こうか。何を釣ろうか。
使用タックル
■ロッド
Daiwa EMERALDAS STOIST AGS IL76M
Daiwa EMERALDAS EX Interline 73M-HD
■リール
Daiwa CERTATE CUSTOM 5000-XH SLPW
Daiwa Daiwa EXIST LT3000 SLPW
■ライン
ヤマトヨテグス PE レジンシェラー 0.8号
■リーダー
ヤマトヨテグス ショックリーダー(フロロ)25lb
■ジグヘッド
ZZヘッド2oz Silver
ファルケン R マイスタージグヘッド-α 36g
■ワーム
マナティーピンテールドラゴンハント148 #ピンクルミノーバヘッド
マナティーピンテールドラゴンハント148 #K21 ケイムラ・ピンクファントム
トレジャーシュリンプDaddy #トレジャーオレンジ
■メジャー
KS Craft アルミメジャーボード「蛇腹モデル」
■参考文献
1)日本産魚類検索 : 全種の同定
責任表示 中坊徹次編
出版者 東海大学出版会 第3版