こんどはオオニベがターゲット!

軍曹&うらら

2021年12月29日 15:16

「うらら」です。

日本全国!ターゲットを求めて釣行を繰り返している山口 聡さんから「オオニベ」レポートが到着しました!!  オオニベといえばサーフからのアプローチを思い浮かべたのですが・・・・・


『ボトムワインドinアクション2021 宮崎日南・挑戦編 』

・日  時:2021年12月11日(土曜日)
・場  所:宮崎県・日南油津の船宿より
・釣行時間:出)6:00 納)14:00(2日目は12;00)
・潮  汐:小潮 干)05:29 満)12:40 
・天  候:晴れ(午後強風)
・アイテム:マナティードラゴンハント
     :マナティーピンテールドラゴンハント
     :マナティーピンテールモンスターハント
・釣  果:オオニベ 70cm 4kg 63cm 3kg
 
■ 憧れへの挑戦 ■
海外に挑戦していた四半世紀前、現地の雑誌(オーストラリアやニュージーランド)にターゲットとして載っている銀色の魚体がいつも気になっていた。
 
こう書くと、多くのアングラーは「バラマンディー」をイメージするだろうが、ソコは私なので・・・その魚は「Jewfish」と呼ばれ沖の餌釣り、砂浜の投げ釣り、日本と同じサーフからのルアーフィッシングなど、多様なスタイルで紹介されていた。
 
その魚は日本の「オオニベ」にそっくりで、中でも河口~沿岸域でバスタックルによるライトルアースタイルでの釣りに、憧れていた。
 
近年、オーストラリアの「Jewfish」と「オオニベ」は学術的に同一の種という事になったことを知り、ならば是非”あのスタイルでチャレンジしたい!”と思いを強くしていた。
 
■ 場所が・・・ ■
日本におけるオオニベの聖地は宮崎県で、広大なサーフエリアでの厳冬期、接岸して来た超大型をビッグミノーで狙うという男の釣りスタイル。これを狙うアングラー達にはリスペクトされている魚。
 
しかし日南エリアでは船釣りのターゲット、それもゲストフィッシュとしての扱いが多く、「なんだニベか」と喜ばれない事も多いと聞く。
 
確かに私自身もジギングで狙った事があるのだけど・・・ニベ類の弱点、、、深場で掛けてしまうとファイト中に胃袋が反転して浮き袋が膨張・・・途中からは回収作業になってしまうので、釣り味がイマイチな印象だった。
 
しかし、オーストラリア流のバスタックルでの挑戦なら・・・と、無茶を承知で場所を選定していった。



■ 特殊なスタイルで ■
流石にオーストラリアと違ってマングローブの河口でというのは難しい。やはり日南エリアを探っていくと、面白いスタイルでルアーガイドを行っている船宿「シースラッグ」を発見、直ぐにコンセプトを伝えてみた。



「僕たちのスタイルで楽しめるのは50m以内」という無茶な限定に「メタルジグで100mなら確実に釣れますけど・・・」と慎重なCAP。しかし、こちらの熱量に押されたかw徐々に乗り気に。「やってみましょう」と快諾してくれた。
 
さぁチャレンジだ!
 
■ さぁ、挑戦!■
朝6:30、期待を込めて出航。



ここで「えぇ?」と驚くCAP。我々のタックルを見て驚愕しているw「バスタックルっすか?それも、ワームで?メタルじゃ無いんだ・・・」



水深の話しで盛り上がったけど、そういえばワインドでって伝え忘れていたw
 
そう!この日も、もちろん2oz ZZヘッドピンテールドラゴンハント。速い潮も考えて110gまでのジグヘッド持参。これにはCAPも面食らった様子。
 
しかし、そう簡単には事は運ばなかった・・遊漁の仲間がこちらの挑戦を無線で聞き、心配している。しかし、確立の高い深場でのジギングでも反応が薄いとの事。
 
激流に苦戦しながらも、根気よくワインド。「ベイトは映るんですけど・・」と不安そうなCAP。
 
■ 遂に対戦! ■
いよいよ潮が緩んできて、2ozでも真っ直ぐに着底するようになって来た。「潮止まり気味ですねぇ・・・」と諦めモードになったが・・・
 
ワインドからフォール中のピンテールドラゴンハントに引ったくる様なストライク!ついに来たか?
 
直後から素晴らしいスピードで走って行く。ロッドはバットから曲がり、ドラグのクリックノイズが心地よく響き渡る!これだ、これがやりたかった!やはり、ジギングタックルで掛けたそれとは明らかに別物のファイトだ。
 
何回も突っ込みを見せて「最高~!」見えたぞ!輝かんばかりのプラチナボディー!「やったオオニベだ!」とCAP渾身のネットイン。







もうCAPも大興奮。63cm、3kgUPとオオニベとしては大きく無いのだが、狙って、それも限定的な条件でセットアップした1stフィッシュ。
 
フェア・ファイトでの美しい魚体。眼は出ず胃袋の反転も無し。まさにプラチナ・シルバーの美しい魚体。「綺麗ですねぇ~」と皆でしばし見とれてしまった。
 
■ 潮止まりで・・一瞬のフィーバー ■
直後、釣友の操るドラゴンハントに激しいバイト!ドラグを”ぶん回し”たが痛恨のバラシ!
 
「もったいないなぁ~でも、チャンス」とワインドからのフォール中の私のピンテールドラゴンハントに再びのストライク!
 
「おぉぉこれは重いぞ」先ほどの魚にも増しての重量感、そしてドラグノイズの激しさにサイズアップを確信。
 
存分にファイトを楽しむ。「楽しそうだなぁ」とCAPもすっかりこのゲームの虜。
 
上がって来たのは70cm、4kgの素晴らしい魚体。やはり美しい姿のままでのキャッチに感動した。





ここで釣友がまたしても痛恨のブレイク。これを最後にオオニベの反応は無くなり、納竿となった。
 
■ まとめ・・■
この日、僚船でも深場でメタルジグによる1本だけだったとの事。
 
また、潮止まり近くにバイトが集中したことを考えると、潮が速い時間は”引っ張り気味”となり、十分にワインド効果が出ていなかった事が考察される。
 
潮が速い時間はメタルジグ、潮が緩むメタルではアタリが無くなる時間はワインドなど、使い分けが出来るかも知れない。
 
CAPもすっかりビッグワーム・ワインドの虜になり、今後研究してくれるそうだ。
 
■ おまけ ■
今回、釣友達もDeepワインドに付き合ってくれ、素晴らしい釣果をあげてくれた。
 
オオニベをバラシ続けてしまった釣友は、オオモン狙いでマナティーピンテールモンスターハントをチョイス、我々のグループとしてのレコード57cmという素晴らしいサイズをゲット。





ピンテールモンスターハントではヒラメもゲットしている。
 
また、日南名物のイトヒキアジは、マナティードラゴンハントでキャッチ。





普段漁港で見る可愛らしい”糸を引いた”姿では無く、迫力の有る”糸を引いていない”凄いファイトのイトヒキアジだった!
 
また帰りの道中漁港内でマゴチ探しをしていた時にヒットした3.5kgのトラフグw



これは通常のボトムワインド、1oz ZZヘッドマナティーピンテール105でキャッチした。
 
なんという魚種の豊富さ。CAPもすっかりビッグワームワインドの虜になってくれたので、さらなる大物を目指して通うフィールドになるだろう。

さて次は何処に行こうか。何を釣ろうか。


使用タックル
■ロッド
Megabass DESTROYER DIRECTZ F3-710XSD(MOD)

■リール
Daiwa CERTATE CUSTOM 5000-XH SLPW

■ライン
ヤマトヨテグス PE レジンシェラー8 1号

■リーダー
VARIVAS ショックリーダー(ナイロン)30lb

■ジグヘッド
ZZヘッド2oz + CBONE LIFTEX BLITZ TWIN ASSIST HOOK 4/0 Short

■ワーム
マナティーピンテールドラゴンハント MT-K21 ケイムラ・ピンクファントム

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