ボトムワインド炸裂! in 宮崎 

軍曹&うらら

2023年09月05日 12:29

日本全国をボトムワインドでクオリティフィッシュを狙い続ける山口 聡さん。 今回向かったのは宮崎県! 

さぁ、今回はどんな魚達との出会いがあったのでしょうか? 

山口 聡氏のFacebookはこちら(← リンクあり)


『ボトムワインドinアクション2023 魅惑のターゲット 宮崎県・日南編 』


・日時:2023年08月26日(日曜日)
・場所:宮崎県・日南油津港の釣り船から
・釣行時間:出)5:30 納)14;30
・潮汐:大潮 干)8:54 満)16;27
・天候:晴れ+強風
・アイテム:マナティードラゴンハント マナティーピンテールドラゴンハント
・釣果:アカハタ MAX37cm x2 他32~35cmクラスx7 それ以下はカウントせずリリース、オオモンハタ MAX37cm
 
■ 捲土重来の宮崎・・しかし! ■

前回の釣行で仕留めたワインド・オオニベ。再来を狙ったのだが・・・
 
「予報大ハズレですね・・・予想外です」と今回もお世話になる油津港・シースラッグの牛衛CAP。



この前日の土曜日も出船はしたのだが大荒れと風に阻まれてオオニベポイントでは戦闘不能。
 
この日は少し風も弱まるようだが無理をせず、今回は牛衛CAPお勧めのロックフィッシュ・ゲームを楽しむ事にした。



 
■ パラダイスは1日にしてならず ■

牛衛CAPがロックフィッシュお勧めの理由・・・それは・・
 
釣り人のここ日南・油津の遊漁船キャプテン達のアカハタへのリスペクト、そして愛!
 
アカハタは希代のゲームフィッシュ。あらゆる釣り方に”対応してくれる素晴らしい魚。自分のサイズと同じ位の餌にも勇猛にアタックしてくる。
 
その、釣りきられるまで”スレない”勇敢さがアダとなって生息数を減らしてしまう危険性がある。
 
その危機を未然に防ぐために9月~一定期間の自主禁漁を設定しているのだ。
 
釣った魚を放すより、”釣らない”事。これが一番の保護という事を実践。遊漁としては難しい事に挑戦し、実践している事は尊敬の念を抱かずには居られない。
 
■ 釣り人、想いに応える! ■

ならば!そんな「釣らせる側の想い」に「釣る側」も応えなければ! この大事な魚達との勝負を無駄にしてはならない!
 
数釣りなんてくそ食らえ!ビッグワームでデカイ奴!そう「より、ストロング!」が我らの合い言葉。同行の釣友F、釣友Hともに同じ気持ち。
 
マナティーピンテールドラゴンハント&マナティードラゴンハントを実装し、いざパラダイスへ。
 
■ 予想通り”SUGOI”クオリティ ■

投入するとすかさずバイトがある。細かいアタリにはアワセを入れずに大きくワインドをいれて次の着底へ。
 
全てのバイトにアワセを入れては”根こそぎ”になってしまう。マナティーピンテールドラゴンハント&マナティードラゴンハントならば、ある程度小型のフッキングは避けられる。
 
いくつかのバイト&根を避けてワインド→フォールすると・・着底直前にゴンッと激しいストライク。
 
フックアップが決まるとハタらしい力強いファイト。丁寧なファイトで引き寄せランディングしたのは34cmの”真っ赤”なアカハタ。





その豊満なプロポーションに「綺麗だね~」としばし見惚れる。
 
そして丁寧なエア抜きを施してリリースし海底へ戻っていくのを確認し、「第一章・完」である。この一連が決まれば皆、心の中でガッツポーズだ!
 
数匹の30cmアップを追釣。どれも素晴らしいプロポーション・コンディション!吐き出したカニ類やイカ類が沢山リリース用のカーゴに浮いている。
 
豊かな海とキャプテン達の愛に守られた素晴らしい魚達に感服した。
 
■ 炸裂!クオリティーフィッシュ ■

潮の流れが速くなり、「ベイトが沢山写ってますよ」と今回案内してくれる金倉CAP。牛衛CAPの弟子であり彼もまた”魚愛”にあふれた男。
 
ワインド後の着底寸前に激しいアタック!しかしフッキングせず。しかし「今の重量感はデカイのだね」ともう一度ワインドしてプレゼント。
 
アカハタは仕留めきれなかった獲物をもう一度襲った・・・その一撃を逃さずフックアップ!
 
潮の流れに乗り素晴らしいファイト。「本当にアカハタ?」と思うほどの重量感。上がって来たのはこの日一番の37cmだが素晴らしくマッシブなナイスワン。





頬のアタリに輝く斑紋が有りまるでスジアラを思わせる。
 
「凄いね」「恰好良いなぁ」船上の皆が異口同音のリアクション。素晴らしい。これぞクオリティーフィッシュだ!
 
■ 大事にしたい ■

その後も37cmをはじめ30~35cmサイズを仕留め大満足。

















今回はじっくり攻められなかったが30m以深には別のハタ類のパラダイスがあるという。。。面白そうだ。




 
金倉CAPも、私達が心がけて実践している「魚への丁寧な対応」・・・
 
・釣り上げた魚を炎天下のデッキに置かない
・むやみに魚を長時間空中に留まらせない
・エア抜きする時は水の中で丁寧に
・魚を放す時に”放り投げない”・・・海面に魚の側線、内臓を打ち付けると損傷し大けがします!
・キープする魚は直ぐに丁寧に扱う

これに感銘して頂き、「魚を大事にする」事でより親密になれたと思う。大事。

■ そして驚愕のエクストララウンド! ■

今回の釣行、予想外の展開に見舞われた!!それは・・・
 
憧れの”キビレタチウオ”ことテンジクタチとの遭遇!!
 
油津では有名なターゲットなのだが釣行前の事前情報では「まだ姿無し」との事で油断していた・・・
 
帰港時、金倉CAPから「最後にもう一箇所やっていきましょう、15m位の砂地でマゴチも釣れた実績有りです」との事でマナティー105を用意。
 
場所に着くと、見覚えのあるロケーション。前回「タチウオを狙う場所」と紹介された場所。
 
「タチ居るんじゃ無いの?」と中層までワインドを繰り返すと・・・ガッツン!ギュギュギュン!!
 
わかりやすいタチウオのファイト。「やっぱ居たよ、タチだね」と告げるとCAPも同船の仲間達も「うそぉぉ!」
 
しかし浅場のタチウオの「横っ走り」ファイトは素晴らしい。

■ 憧れのイエロードラゴン ■

見えてきた・・・「おぉぉ黄色いぞ!」私もキャプテンも同じ事を叫ぶ。
 
黄色・・・そう紫銀に輝くタチウオに対して・・黄色く輝くのはテンジクタチの証し。
 
マナティー105をガッツリ咥えているのが見えたのでCAPが抜き上げた!やった!











100cm程しか無いのだが・・・指5本。 これがテンジクの特徴。
 
以前遠征で挑戦したけど釣れなかった魚・・・まさかこのタイミングとは!
 
嬉しさに浸る間もなく釣友Fにもビッグバイト!素晴らしいファイトの攻防を制して抜き上げようとした瞬間リーダーが歯に触れてしまった・・・
 
痛恨のブレイクに放心状態。。
 
同じく釣友Hもワインドしたマナティーを3度もカットされていた!!

■ タイム・アップ ■

めげずにワインドする釣友H。すると4度目の正直でフッキング。「引きますね!」と楽しそう。
 
90cm指4本だが素晴らしいファイトの1本。その直後私もフックアップ!ガクガクとファイトが伝わるがブレイク・・別の固体の歯がリーダーに触れたらしい・・・ショック。
 
その後も同じブレイク・・・・情けない。。
 
釣友Hが2本目の指4本をゲットしたところでタイム・アップ 悶々とした気持ちw で帰港となった。
 
■ まとめ・・・ ■

 まさにロックフィッシュ天国。
 
こんなフィールドでチャレンジ出来るのだから”数釣り”なんてモッタイナイ。遠慮無くビッグワームで攻めたい。
 
マトが大きいからなのか、アタリも増える(!)がフッキングは選べるし、デカイのは丸呑みするから心配無用。
 
私とした事が今回無念なのが、、、、テンジクタチとの遭遇にアジャスト出来なかった・・・というか装備が無かった。。。
 
こういう魅惑のターゲットのひしめくエリアに釣行するのに準備を怠ってしまった。。。
 
皆さんも遠征時にはあらゆる対応が出来るように”想像力”をフル回転して・・準備しましょう!



さて次は何処に行こうか。何を釣ろうか。



 
<使用タックル>

■ロッド
Megabass DESTROYER DIRECTZ F2-70XSD
Daiwa EMERALDAS STOIST AGS IL76M
Daiwa EMERALDAS EX Interline 73M-HD

■リール
Daiwa EXIST LT3000 SLPW
Daiwa AIRITY LT4000-XH
Daiwa CERTATE CUSTOM 5000-XH SLPW
 
■ライン
ヤマトヨテグス PE レジンシェラー 0.8号
 
■リーダー
ヤマトヨテグス ショックリーダー(フロロ)20lb
 
■ジグヘッド
ファルケン R マイスタージグヘッド-α 28&36g

(テンジクタチ)
オンスタックル ZZ-Head 1oz GOLD

■ワーム
オンスタックル マナティードラゴンハント123 #ブルーバック
オンスタックル マナティーピンテールドラゴンハント148 #ピンクルミノーバヘッド
オンスタックル マナティーピンテールドラゴンハント148 #43 極(KIWAMI)ホワイト
 
(テンジクタチ)
オンスタックル マナティー105 #DTC-14 レッドGラメ

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